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古銭「天保小判(てんぽうこばん)」

古銭「天保小判(てんぽうこばん)」の画像

古銭「天保小判(てんぽうこばん)」の詳細情報

額面 1両 発行国 日本
寸法 品位 金 568 / 銀 432
重量 11.20g 材質 金 / 銀

天保小判(てんぽうこばん)とは?

天保小判 は、天保8(1837年)から安政5(1858年)まで鋳造(ちゅうぞう)された小判 です。
天保小判一枚で額面は一両となり、保字小判(ほうじこばん・ほじこばん)と呼ばれることもあります。

天保小判が発行された時期

天保小判は天保8年11月から流通し始め、その後安政5年まで鋳造されました。
その後、明治7(1874)年の古金銀通用停止によって、天保小判は廃貨となりました。

天保小判が発行された時代背景

江戸時代後期である1833年から始まった天保の大飢饉(てんぽうのだいききん)の影響で、 当時の財政は圧迫され不景気となっていました。
この財政難を補填することを目的とした貨幣改鋳(かへいかいちゅう)によって、金の含有率を下げて、貨幣量を水増しして、増えた貨幣で利益を得ようと天保小判が造られたと言われています。

天保小判の図柄、重さ、大きさ

天保小判 の表面には、扇に囲まれた桐紋や茣蓙目、「壹両(両は旧字)」「光次(花押)」の極印が刻まれています。
裏面には時代印である「保」という文字や験極印の他、「大吉」という文字が刻まれていることもあります。これは、特製の献上小判に見られる特徴です。
重さは11.20グラムで、素材は金568/銀432という割合になっています。

天保小判の特徴

天保小判が造られていたのは、製造技術の発達し始めた江戸時代後期。
天保小判以前の小判はすべて手作業によって造られていましたが、天保小判の延金には、初めてローラーが使用されています。
そのため、天保小判はこれまでの小判と比べると均質性が明らかに向上し、見た目が美しいというのが特徴です。
見た目の美しさや、初めてローラーによって鋳造された歴史的な小判であること、献上用の「大吉」の文字が刻まれた物は縁起が良いと言った理由からも、天保小判は非常に人気があります。

天保一分判金(てんぽういちぶばんきん)とは?

天保小判の1/4の量目で制作された、天保一分判金という金貨があります。 こちらの形は長方形で、桐紋や「保」の字が刻まれていることは天保小判と同じですが、中央に「分一」という文字が横書きで打たれおり、大きさも小さいです。
この天保一分判金と天保小判を総称して、「天保金(てんぽうきん)」や「保字金(ほうじきん・ほじきん)」と呼びます。

天保小判(てんぽうこばん)の高価買取には?

天保小判(てんぽうこばん)は、状態や相場によって買取価格が変動する傾向がございます。
当店では、直接のご来店の他、郵送買取や出張買取なども行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
また、お問い合わせフォームや、お品物の写真をお送りいただくだけの「簡単!無料査定フォーム」もご用意しております。
直接お品物を査定させていただいたほうがより正確な買取価格をご提示できますが、「本査定の前にまず簡単に査定してほしい!」という方は、簡単査定フォームをご利用ください。
なお、当店は大阪駅前第二ビル 2 階と非常に好アクセスです。皆様のお気軽なご来店、心 よりお待ちしております。

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