元文小判は元文元年(1736)年から鋳造が開始され、80年以上にわたり通用した小判です。
元文小判は、別名「文字小判(ぶんじこばん)」、文字金、元文金などとも呼ばれます。
また、「文政小判(ぶんせいこばん)」の流通がスタートしてからは、区別するために「古文字小判(こぶんじこばん」)や「真文小判(しんぶんこばん)」とも呼ばれるようになりました。
元文小判の鋳造が開始されたのは元文元年5月16日、江戸幕府第8代将軍である徳川吉宗の時代です。 それ以前の正徳(しょうとく)・享保(きょうほう)に行われた貨幣改鋳から貨幣の流通量は停滞していましたが、これらによる景気低迷を向上させたのが、元文小判だと言われています。
これまでの小判を改鋳し、品位を落とした元文小判を発行したことで、通貨の流通量が増えて景気が安定したのです。
この改鋳による旧金と新金の交換比率は、旧金100両に対して元文小判165両を渡すというもの。 元文小判の純金量は旧金より約44%も低下していたため、新金に交換するときに、これだけ多く渡しても幕府には利益があったと言われています。
元文小判の表面には鏨(たがね)という工具によって茣蓙目(ござめ)が刻まれており、扇に囲まれた桐紋や「壹兩(いちりょうの旧字)」「光次(花押)」の極印もあります。
裏面には元文を示す「文」の字のほか、小判師の験極印と、吹所の験極印が刻まれています。 元文小判の重さは、約13.0gで品位は規定で、金 65.3% 銀 34.7%です。
二つの験極印の組み合わせが偶然「大」と「吉」になっている小判は「偶然大吉」と呼ばれており、縁起が良く貴重な物です。
また、元文小判以降は献上用の小判も造られるようになったのですが、この献上用の小判にも「大吉」の文字が刻まれています。
元文小判(げんぶんこばん)の種類と高価買取になる場合
先ほどお伝えしたとおり、験極印が「偶然大吉」の小判は希少な物で、価値が高いとされています。
小判を発行する際、通常の小判の他に「一分判金(いちぶばんきん)」という短冊形の物も流通することがありますが、元文小判の場合も「元文一分判金」という小判が存在します。 品位は元文小判と同じですが量目が1/4になっており、文字一分判金や真文一分判金とも呼ばれる物です。
元文一分判には桐紋、光次(花押)の極印などの他に、中央に「分一」という文字が刻まれています。
元文小判は、状態や験極印によって買取価格が変動する傾向がございます。 状態が良い物や「偶然大吉」の物が、高値となる場合が多くなりますので、状態を確かめるためにも、ぜひ一度当店で査定を行うことをおすすめいたします。 当店では、古銭の買取に際して、直接ご来店いただく以外に、郵送買取や出張買取なども行っております。
また、お問い合わせフォームや、お品物の写真をお送りいただくだけの簡単な無料査定フォームもご用意しております。
ご不明な点などございましたら、お気軽にご連絡ください。
当店は梅田の大阪駅前第二ビル2階と非常に好アクセス。 元文小判のほかにも、様々な古銭・切手の買取を行っております。
皆様のお気軽なご来店、心よりお待ちしております。 http://www.takarastampcoin.com/fmail02/fmail.cgi
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古銭「元文小判(げんぶんこばん)」とは?
元文小判は元文元年(1736)年から鋳造が開始され、80年以上にわたり通用した小判です。
元文小判は、別名「文字小判(ぶんじこばん)」、文字金、元文金などとも呼ばれます。
また、「文政小判(ぶんせいこばん)」の流通がスタートしてからは、区別するために「古文字小判(こぶんじこばん」)や「真文小判(しんぶんこばん)」とも呼ばれるようになりました。
元文小判(げんぶんこばん)が発行された時期
元文小判の鋳造が開始されたのは元文元年5月16日、江戸幕府第8代将軍である徳川吉宗の時代です。
それ以前の正徳(しょうとく)・享保(きょうほう)に行われた貨幣改鋳から貨幣の流通量は停滞していましたが、これらによる景気低迷を向上させたのが、元文小判だと言われています。
これまでの小判を改鋳し、品位を落とした元文小判を発行したことで、通貨の流通量が増えて景気が安定したのです。
この改鋳による旧金と新金の交換比率は、旧金100両に対して元文小判165両を渡すというもの。
元文小判の純金量は旧金より約44%も低下していたため、新金に交換するときに、これだけ多く渡しても幕府には利益があったと言われています。
元文小判(げんぶんこばん)の図柄、重さ
元文小判の表面には鏨(たがね)という工具によって茣蓙目(ござめ)が刻まれており、扇に囲まれた桐紋や「壹兩(いちりょうの旧字)」「光次(花押)」の極印もあります。
裏面には元文を示す「文」の字のほか、小判師の験極印と、吹所の験極印が刻まれています。
元文小判の重さは、約13.0gで品位は規定で、金 65.3% 銀 34.7%です。
元文小判(げんぶんこばん)の「偶然大吉」とは?
二つの験極印の組み合わせが偶然「大」と「吉」になっている小判は「偶然大吉」と呼ばれており、縁起が良く貴重な物です。
また、元文小判以降は献上用の小判も造られるようになったのですが、この献上用の小判にも「大吉」の文字が刻まれています。
元文小判(げんぶんこばん)の種類と高価買取になる場合
先ほどお伝えしたとおり、験極印が「偶然大吉」の小判は希少な物で、価値が高いとされています。
小判を発行する際、通常の小判の他に「一分判金(いちぶばんきん)」という短冊形の物も流通することがありますが、元文小判の場合も「元文一分判金」という小判が存在します。
品位は元文小判と同じですが量目が1/4になっており、文字一分判金や真文一分判金とも呼ばれる物です。
元文一分判には桐紋、光次(花押)の極印などの他に、中央に「分一」という文字が刻まれています。
古銭「元文小判(げんぶんこばん)」の高価買取には?
元文小判は、状態や験極印によって買取価格が変動する傾向がございます。
状態が良い物や「偶然大吉」の物が、高値となる場合が多くなりますので、状態を確かめるためにも、ぜひ一度当店で査定を行うことをおすすめいたします。
当店では、古銭の買取に際して、直接ご来店いただく以外に、郵送買取や出張買取なども行っております。
また、お問い合わせフォームや、お品物の写真をお送りいただくだけの簡単な無料査定フォームもご用意しております。
ご不明な点などございましたら、お気軽にご連絡ください。
当店は梅田の大阪駅前第二ビル2階と非常に好アクセス。
元文小判のほかにも、様々な古銭・切手の買取を行っております。
皆様のお気軽なご来店、心よりお待ちしております。
http://www.takarastampcoin.com/fmail02/fmail.cgi