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天保丁銀(てんぽうちょうぎん)は、天保8(1837)年から鋳造が開始された丁銀です。 保字丁銀(ほうじちょうぎん・ほじちょうぎん)とも呼ばれます。
当時の幕府は文政の改鋳利益を11代将軍家斉の多くの子女達(成人した者は20人を超える)を大名家に縁組する費用や、外国船へ対抗するための海防費支出などが増大したことで使い果たし、さらに「天保の大飢饉」が起こったことで、財政難に悩まされていました。 そこで品位を下げた貨幣への吹き替えを行い、改鋳利益を得るための発行されたのが、天保丁銀です。 天保丁銀の通用で改鋳利益を得た幕府は一時的に安定しましたが、貨幣の流通量が増えたことで物価が高騰して、インフレーションが起こりました。 あわせて、「天保の改革」を行なうために、天保丁銀の鋳造は天保14(1843)年8月17日に一時停止となりました。 しかし、財政状況を再び立て直すことが必要と考えられたため、天保15(1844)年には貨幣鋳造が再開され、その後、安政5(1858)年まで鋳造されました。
天保丁銀の表面には、大黒像や「常是」「寶」の文字、そして時代を示す「保」という字が上下に刻まれています。 天保丁銀も他の多くの丁銀と同様に、丸みを帯びたナマコのような形をしています。 また秤量貨幣(取引の際に重さを計って使用する貨幣)のため、ひとつひとつの重さ(量目)は定まっておらず、額面の表記もされていません。
天保丁銀には、品位を同じくする「天保豆板銀(てんぽうまめいたぎん)」が存在します。 天保豆板銀の図柄は、「寳」または「保」の字を中心にした大黒像の周囲に「保」の字が施された「廻り保」というものが基本となります。 他に、大きく「保」の字が刻まれた「大字保」や、「保」の字がいくつも集まった「群保」という図柄も存在します。
天保丁銀は、天保豆板銀と合わせて182,108貫(約680t)鋳造されたと言われています。 天保銀の鋳造は天保丁銀と同様「天保の改革」を理由に、天保14年8月17日に一時停止されましたが、停止までに148,041貫あまりが鋳造されており、この時点で幕府は改鋳によって28,160貫の利益を得ていました。
天保丁銀の品位は銀が26.1%、その他が73.9%です。 改鋳利益によって財政難を解消する目的で造られたため、銀の含有量は少なめになっています。
天保丁銀の買取価格は、状態や希少価値によって変動する場合がございます。 希少な極印の物などは特に高価買取させていただける場合もございますので、ぜひ一度当店にお持ちください。 また、丁銀は量目が定められていないため、一般的にレプリカが造られやすい貨幣だと言われています。 当店ではプロの鑑定士がしっかりとお品物を鑑定いたしますので、「本物かレプリカか分からない」というお品物でも、一度査定を受けられることをおすすめいたします。 さらに当店HPには、フォームからお品物の写真をお送りいただくだけの簡単な無料査定 フォームもご用意。 「本格的な査定の前に、簡単に見積額を知りたい!」というお客様は、ぜひご利用ください。 当店は、大阪駅前第二ビル2階と好アクセス。 皆様のお気軽なご来店、心よりお待ちしております。 http://www.takarastampcoin.com/fmail02/fmail.cgi
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天保丁銀とは?
天保丁銀(てんぽうちょうぎん)は、天保8(1837)年から鋳造が開始された丁銀です。
保字丁銀(ほうじちょうぎん・ほじちょうぎん)とも呼ばれます。
天保丁銀が発行された時代背景
当時の幕府は文政の改鋳利益を11代将軍家斉の多くの子女達(成人した者は20人を超える)を大名家に縁組する費用や、外国船へ対抗するための海防費支出などが増大したことで使い果たし、さらに「天保の大飢饉」が起こったことで、財政難に悩まされていました。
そこで品位を下げた貨幣への吹き替えを行い、改鋳利益を得るための発行されたのが、天保丁銀です。
天保丁銀の通用で改鋳利益を得た幕府は一時的に安定しましたが、貨幣の流通量が増えたことで物価が高騰して、インフレーションが起こりました。
あわせて、「天保の改革」を行なうために、天保丁銀の鋳造は天保14(1843)年8月17日に一時停止となりました。
しかし、財政状況を再び立て直すことが必要と考えられたため、天保15(1844)年には貨幣鋳造が再開され、その後、安政5(1858)年まで鋳造されました。
天保丁銀の図柄、形、重さ
天保丁銀の表面には、大黒像や「常是」「寶」の文字、そして時代を示す「保」という字が上下に刻まれています。
天保丁銀も他の多くの丁銀と同様に、丸みを帯びたナマコのような形をしています。
また秤量貨幣(取引の際に重さを計って使用する貨幣)のため、ひとつひとつの重さ(量目)は定まっておらず、額面の表記もされていません。
天保丁銀の種類
天保丁銀には、品位を同じくする「天保豆板銀(てんぽうまめいたぎん)」が存在します。
天保豆板銀の図柄は、「寳」または「保」の字を中心にした大黒像の周囲に「保」の字が施された「廻り保」というものが基本となります。
他に、大きく「保」の字が刻まれた「大字保」や、「保」の字がいくつも集まった「群保」という図柄も存在します。
天保丁銀の発行枚数(鋳造量)
天保丁銀は、天保豆板銀と合わせて182,108貫(約680t)鋳造されたと言われています。
天保銀の鋳造は天保丁銀と同様「天保の改革」を理由に、天保14年8月17日に一時停止されましたが、停止までに148,041貫あまりが鋳造されており、この時点で幕府は改鋳によって28,160貫の利益を得ていました。
天保丁銀の特徴
天保丁銀の品位は銀が26.1%、その他が73.9%です。 改鋳利益によって財政難を解消する目的で造られたため、銀の含有量は少なめになっています。
天保丁銀の高価買取には?
天保丁銀の買取価格は、状態や希少価値によって変動する場合がございます。
希少な極印の物などは特に高価買取させていただける場合もございますので、ぜひ一度当店にお持ちください。
また、丁銀は量目が定められていないため、一般的にレプリカが造られやすい貨幣だと言われています。
当店ではプロの鑑定士がしっかりとお品物を鑑定いたしますので、「本物かレプリカか分からない」というお品物でも、一度査定を受けられることをおすすめいたします。
さらに当店HPには、フォームからお品物の写真をお送りいただくだけの簡単な無料査定 フォームもご用意。
「本格的な査定の前に、簡単に見積額を知りたい!」というお客様は、ぜひご利用ください。
当店は、大阪駅前第二ビル2階と好アクセス。 皆様のお気軽なご来店、心よりお待ちしております。
http://www.takarastampcoin.com/fmail02/fmail.cgi