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安政小判とは、安政6年(1859)年から通用が開始された小判のことです。 額面は一両で、「正字小判(せいじこばん)」とも呼ばれます。
安政小判が発行されたのは安政6(1859)年6月30日。 しかし、同年8月11日には鋳造が停止されたため、3カ月未満という大変短い期間しか流通しませんでした。 その僅かに流通していた分もすぐに回収されたため、安政小判は現存数が少なく希少だと言われています。 嘉永6(1853)年の⿊船来航によって開港した日本は、外国と通貨の交換をするようになり、安政3(1856)年には貨幣の交換比率を決める話し合いが行われました。 交換比率は銀貨を基準に定められ、さらに米国側の「貨幣に含まれる銀の量で交換比率を決めるべき」という主張を日本が飲む形となりました。 これにより、日本貨幣と外国貨幣の交換比率は「一分銀3枚=1ドル銀貨1枚」に決定。 しかし日本の貨幣は名目貨幣(銀の量に関わらず価値が決まっているもの)のため、このルールでは両替によって損をする形になってしまいます。 1ドル銀貨を一分銀(一両は四分)から小判に両替(日本の金銀交換比率は約1:5で、諸外国の交換比率は約1:15)するだけで利益を得られるため、大量の金(小判)が流出する事態となりました。 この金の流出を防ぐために造られたのが、品位はそのままの量目を4/5まで低下させた「安政小判」です。 しかし、この量目低下の小判(安政小判)に米国側が強く不満を示したため、結局安政小判は2カ月足らずで通用停止となったのです。
安政小判の図柄は、表面に鏨(たがね)の茣蓙目、桐紋を囲んだ扇、「壹两」「光次(花押)」の極印となっています。 また裏面には、花押や小判師・吹所の験極印の他、時代印として「正」の字が刻まれています。 なお、時代印が「正」になったのは、「安政」の「政」と同じ音で画数の少ない漢字を採用したためです。
安政小判と同品位で量目を1/4にした短冊型の貨幣を、「安政一分判金(あんせいいちぶばんきん)」といいます。 表面には桐紋や「分一」の文字、裏面には「光次(花押)」の極印と「正」の字が刻まれているため、「正字一分判金(せいじいちぶばんきん)」とも呼ばれます。
安政小判の発行枚数(鋳造量)は、安政小判と安政一分判を合わせて351,000両です。 安政小判は発行枚数が少なく希少なため、高値が付きやすい傾向にあります。
安政小判はもともと希少価値が高く、状態によってはさらに高値が期待できる場合もございます。 お心当たりのあるお客様は、ぜひ一度鑑定にお越しください。 当店スタッフが、プロの目でしっかりとお品物をお調べいたします。 ご不明な点などございましたら、当店HPのお問い合わせフォームや、お品物の写真をお送りいただくだけの簡単な「無料査定フォーム」をご利用ください。 当店は、大阪駅前第二ビル2階と非常に好アクセスな場所にございます。 買取は一点からでも大歓迎、様々な古銭・切手の販売も行っております。 皆様のお気軽なご来店、心よりお待ちしております。
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古銭「安政小判(あんせいこばん)」とは?
安政小判とは、安政6年(1859)年から通用が開始された小判のことです。
額面は一両で、「正字小判(せいじこばん)」とも呼ばれます。
「安政小判(あんせいこばん)」が発行された時代背景
安政小判が発行されたのは安政6(1859)年6月30日。
しかし、同年8月11日には鋳造が停止されたため、3カ月未満という大変短い期間しか流通しませんでした。
その僅かに流通していた分もすぐに回収されたため、安政小判は現存数が少なく希少だと言われています。
嘉永6(1853)年の⿊船来航によって開港した日本は、外国と通貨の交換をするようになり、安政3(1856)年には貨幣の交換比率を決める話し合いが行われました。
交換比率は銀貨を基準に定められ、さらに米国側の「貨幣に含まれる銀の量で交換比率を決めるべき」という主張を日本が飲む形となりました。
これにより、日本貨幣と外国貨幣の交換比率は「一分銀3枚=1ドル銀貨1枚」に決定。
しかし日本の貨幣は名目貨幣(銀の量に関わらず価値が決まっているもの)のため、このルールでは両替によって損をする形になってしまいます。
1ドル銀貨を一分銀(一両は四分)から小判に両替(日本の金銀交換比率は約1:5で、諸外国の交換比率は約1:15)するだけで利益を得られるため、大量の金(小判)が流出する事態となりました。
この金の流出を防ぐために造られたのが、品位はそのままの量目を4/5まで低下させた「安政小判」です。
しかし、この量目低下の小判(安政小判)に米国側が強く不満を示したため、結局安政小判は2カ月足らずで通用停止となったのです。
安政小判(あんせいこばん)の図柄・形状
安政小判の図柄は、表面に鏨(たがね)の茣蓙目、桐紋を囲んだ扇、「壹两」「光次(花押)」の極印となっています。
また裏面には、花押や小判師・吹所の験極印の他、時代印として「正」の字が刻まれています。
なお、時代印が「正」になったのは、「安政」の「政」と同じ音で画数の少ない漢字を採用したためです。
安政小判(あんせいこばん)の種類
安政小判と同品位で量目を1/4にした短冊型の貨幣を、「安政一分判金(あんせいいちぶばんきん)」といいます。
表面には桐紋や「分一」の文字、裏面には「光次(花押)」の極印と「正」の字が刻まれているため、「正字一分判金(せいじいちぶばんきん)」とも呼ばれます。
安政小判(あんせいこばん)の発行枚数(鋳造量)
安政小判の発行枚数(鋳造量)は、安政小判と安政一分判を合わせて351,000両です。
安政小判は発行枚数が少なく希少なため、高値が付きやすい傾向にあります。
安政小判(あんせいこばん)の高価買取には?
安政小判はもともと希少価値が高く、状態によってはさらに高値が期待できる場合もございます。
お心当たりのあるお客様は、ぜひ一度鑑定にお越しください。
当店スタッフが、プロの目でしっかりとお品物をお調べいたします。
ご不明な点などございましたら、当店HPのお問い合わせフォームや、お品物の写真をお送りいただくだけの簡単な「無料査定フォーム」をご利用ください。
当店は、大阪駅前第二ビル2階と非常に好アクセスな場所にございます。
買取は一点からでも大歓迎、様々な古銭・切手の販売も行っております。
皆様のお気軽なご来店、心よりお待ちしております。
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